宿題を早く楽しく終わらせる方法【夏休み編】
夏休みは、
学校の宿題がたくさん出るので、
お母さんは“声かけ”の修行の時期ですね。
「まだ宿題終わってないの!?
早くやりなさい!!」
「いつも遊んでばっかりで、
宿題大丈夫なの?!
ちょっとは勉強したら?」
このセリフ、
できれば言いたくないですよね。
ぼくは、小学生のころは
母親から毎日をように言われました・・・^^;
でも、結局やる気は上がらず、
8月31日にひーひー言いながら
宿題をやるという、、、
いまぼくが勉強を見ているこどもたちは、
そんなことにはなっていません。
夏休みに入る前に、
半分くらい宿題が終わる子も
けっこういるんですね。
今日は、
ぼくがこどもたちと
どんな会話をしながら、
宿題をはじめているか
ご紹介しますね。
( 以下、白根・・・白、 Uくん・・・U
Uくんは高校生です )
U:「あ~、夏課題、めっちゃ出ました、、、」
白:「そっか。もう夏休みだもんね~
どのくらい出たの?」
U:「まだ全部は出てないと思うけど、
英語は小冊子1冊まるまるですよ、、、
やりたくね~ 」
白:「あんまし気が乗らないよねぇ、、、
あとは? 」
U:「あとは、数学も1冊出ると思います。
去年も出たから、、、
しかも、休み明けにテストあるし。」
白:「そっか。
課題テストもあるもんね。
Uくん、宿題大変だと思うけど、
夏休みに遊びの計画も立てたりした?」
U:「はい!(キラキラ!)
いま友達といろいろ計画立ててるんですよ。
海いっしょに行こうとか。
まあ、部活の合宿もあるんで、
それ決まってからですね。」
白:「じゃあさ、今日いっしょに、
『夏休みお楽しみカレンダー』つくってみない?」
U:「お楽しみカレンダー? 何すか、それ?」
白:「夏休みって、めっちゃ楽しいじゃん。
長岡祭りもあるし。
だからまず『遊びの予定』と
『もうすでに決まってる予定』を
カレンダーに書き込んじゃおうよ!」
U:「なんか面白そうですね。
やりたいです^^」
白:「じゃあ、カレンダーを印刷してくるね~」
この後、Uくんといっしょに
『夏休みお楽しみカレンダー』をつくりました。
Uくんは、
カレンダーを作っている間、
とても生き生きとしていて、
楽しそうでした。
1時間以上かけて
カレンダーを作り終えた後には、
楽しい遊びの予定と、
8月1日までに宿題が半分終わる
“行動計画”ができていました。
U:「やべぇ。なんかやる気、超出てきた。」
白:「でしょ?
長岡祭り前に、宿題半分終わってたら、どう?」
U:「すっげえ、うれしい!」
白:「そうすると、
夏休みが終わる一週間前には、
課題テスト対策と、
予習できちゃうけど、どう?」
U:「最高っすね。」
白:「夏休みに入る前がけっこう大事だよね?
今日(7/14)ははじめの一歩として
何からはじめる?」
U:「英語の課題、いま持ってるんで、
あと30分でできるだけやっちゃいます!」
白:「いいねぇ。
楽しい夏休みをつくろうぜ!」
U:「はい!」
ぼくが見ている子は、
こんな感じで、
夏休みの宿題を
夏休み前にかなり進めます。
勉強内容そのものの“楽しさ”
ではないのが少し残念ではありますが、
“やる気”がみなぎって、
宿題をスタートすることができます。
お母さんが、
家で実践するときの手順も
書いておきますね(^^)
1. インターネットに無料のA4カレンダーが
あるので、印刷しておく。
2. こどもと夏休みに行きたいところや
イベントなどについて、こどもと楽しく話す。
(ここ、いちばん大事です^ ^)
3. 印刷したカレンダーに
もう決まっているイベントや、
行きたいところを書き込む。
(こどもが自分で書くほうがいいです)
4. 「イベントを思い切り楽しむために、
今から準備できることは何かな?」
と、今からできる宿題について質問する。
5. 「夏休みに入る前に宿題終わると最高だよね」
と、こどもと楽しいイメージをさらに膨らませる。
6. 夏休みに入る前の今の時期に
宿題のはじめの一歩(1ページでもOKです)を
カレンダーに書き込む。
宿題は、
はじめの一歩がもっともエネルギーが必要なんですね。
しかも、こどもは
「夏休みに入ってからがんばる」
と思っています。
でも、夏休みに入ってしまうと、
イベントが盛りだくさん。
なかなか宿題を
やる気分にならないんですね。
だから、
夏休みに入る前の今の時期のスタートが
夏休みを数倍楽しくさせます。
そのためには、
———————-
目標からの逆算
———————-
が重要なんですね。
ここで必要なのがお母さんの力です(^^)
こどもとの夏休みの会話で
楽しいイメージを大きくして、
『お楽しみカレンダー』を
いっしょにつくってみてください!
そして、宿題に関しては、
はじめの一歩(1ページ)をカレンダーに
こどもが自分で書き込むことだけを
サポートするといいと思います。
“行動”が起こしやすくなります。
そして、一歩目の“行動”ができると
二歩目、三歩目はもっとスムーズに行きます。
ぜひお試しください!