親・子・第三者の「三者対話」のニーズが高まってきているのはなぜか?

親子塾えすてぃむでは、
オープン当初から『親・子・ぼく(塾長・白根)の三者対話』のセッションも設けています。

学校では進路を決めるときに
「三者面談」は行いますよね。

でも、三者面談は、
子どもが進みたい方向の確認、
親の意見、先生の意見、
それぞれを言うだけの場になっているのが主流です。

これは「対話」ではないんですね。

「三者面談」は多くの場合、
こどもにとってはモヤモヤすることが多いようです。

「対話」とは、本来
まず相手が思っている言葉を
受け止める(キャッチする)ところからスタートします。

たとえば、こどもが「この高校にいきたい」と話したら、
親御さんと先生はたとえその進路が困難だとしても、
一度はその子の話を「そう思っているんだね」
と受け止めるのがスタートということです。

ところが大抵の場合、
時間の関係もあるでしょうが、
先生の意見が割り込んできます。

家庭であれば、
親御さんの意見が割り込んできます。

こどもの話の途中で、
自分の話を被せることもあるでしょう。

これは「議論」ではあるかもしれませんが、
「対話」ではないんですね。

「議論」は、
「勝ち負け」や「正しい正しくない」が
どうしても優先されがちになります。

そうすると、経験値や
長い人生を生きてきた過程が多い分、
親や先生に対して
言い返すことが難しくなってしまうんですね。

さらに、親子では
「感情」というエネルギーが
ぶつかりやすくなります。

そうなると、お子さんは苦しくなるのは
想像できるかと思います。

それが「三者面談」が「対話」にはなりにくい理由です。

えすてぃむの「三者対話」では、
お子さんが話しているときには
親御さんには黙っていてもらっています。

心の中では
言いたいことがたくさんある、
という表情の親御さんもいますが、
とにかくお子さんがぼくに対して話しているときには、
黙っていてもらいます。

ぼくもお子さんの目しか見ません。

「そう思ってるんだね」
と、お子さんと2人の空間にいるかのような
感じで対話をします。

そして、お子さんの話を聴いた後、
あらためて親御さんの話も同じように聴きます。

このように、親御さんにも
「聴くターン」が最初に必要になります。

親御さんが話すターンのときは、
おもしろいもので、
親御さんはぼくに話しているつもりで、
お子さんのほうを向いてしまうことも多々あります。

「お母さんのお考えを、まずはぼくにお聞かせいただけますか?」
と、親御さんの目線を
元に戻してもらうよううながします。

そのようにしても、
また気づくと親御さんは
お子さんのほうに向くこともしばしば。

「対話」とは、
対面して、言葉のキャッチボールをすること。

そっぽを向いてキャッチボールはできません。

「三者対話」って、
本当に野球のキャッチボールに似ています。

相手の胸をめがけて、
丁寧にボールを投げれば
相手はボールを取りやすくなる。

自分本位で力んで投げると、
それは暴投になって、
相手はボールを取れないどころか、
後ろに行ったボールを取りに行くのも嫌になる。
ということですよね。

三者対話は、親御さんにとって
貴重な「対話のトレーニング」になっているようです。

ぼく個人の考えとしては、
「対話」はトレーニングが必要なものだと
思っているんですね。

ぼく自身も「対話」というものの本質を
見誤らないように精進していきたいと思います。

「親・子・第三者、の”三者対話”のニーズが高まってきているのはなぜか?」

それは、
「対話」は、
自分の考えを理解し、
他人の考えを理解することで、
「新たな第3の答え」もしくは
「自分が納得した答え」に
行き着く感覚があるからだとぼくは思います。

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対話のトレーニングがしたい場合にも、
まず最初はマンツーマンの個別セッションを
お願いしております。

親御さんの想いをぼく(塾長・白根)が聴くターンを
とても大切にしているからです。

初回カウンセリングはこちらから
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