わが子を勉強“嫌い”から救う方法
白根です。
中学3年生のころ、
ぼくは定期テストの成績と、
模試の成績をかなり伸ばした時期がありました。
定期テストは5教科で120点アップ、
模試は80点もアップしたんですね。
学校の先生だけでなく、
部活の友達からも、
「えっ、白根がそんなに成績とれんの?!」
と驚かれたりもしました ^^;
どうしても入りたい高校が
直前に見つかって、
がんばることができたんです。
そして、
そのがんばりの結果、
みごと志望校に
合格することはできました。
でも、
高校に入学した後、
ある副作用が
ぼくを襲ったんですね、、、
『燃え尽き症候群』
と呼ばれるものです。
高校に入ることが目的になってしまって、
高校1年生の1学期には、
「なんのためにこれから勉強していくのか?」
がまったくわからなくなってしまったんです。
『燃え尽き症候群』は、
高校入試が終わると
力を使い果たして、
“やる気”が急激に落ちる状態のことを言うんですね。
入学式が終わった後の課題テストは
まずまずの成績だったものの
その後、急激に『燃え尽き症候群』になったぼくは、
どんどん成績が落ちていきました。
毎日、気持ちがどんよりと曇り空で、
授業中もぼーっとして、
宿題もほとんどやらず
無気力に過ごしていたんですね。
この状態から抜け出すのには、
かなりの時間と人の助けを必要としました。
ぼくの場合は、
高校2年生のときに隣りの席に座った
Mくんという好青年と仲良くなり、
そのMくんと切磋琢磨できたことがきっかけで
『燃え尽き症候群』から
抜け出すことができました。
『燃え尽き症候群』に陥りやすい状況。
それはたいてい、
“高校に合格すること”や
“テストの点数を上げること”
が目的になっているときです。
本来、勉強は、
自己を成長させたり、
夢を叶えるためのツールとして
“やりたくてするもの”です。
でも、“合格”や“点数アップ”が
ゴールになってしまうと、
ゴールした後に、
また新しいゴールを
絞り出さなくてはいけません。
これは、
場合によっては
どんどん苦しくなります。
「勉強は本来楽しいもの」
そして、
「夢を叶えるためのツール」
と感じることができた瞬間に
『燃え尽き症候群』は消え失せます。
では、もしお母さんが、
子どもの『燃え尽き症候群』を
防ぎたいと思ったとき、
どのようにしたらよいのでしょうか?
その方法は、とてもシンプルです。
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子どもが“選ぶ場面”をつくる
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たとえば、お母さんが
「今日の晩ご飯、何がいい?」
と聞いたとします。
その返答が、
「ハンバーグ!!」
とだったとします。
お母さんは、
「先週も食べたじゃない!別のにしてよ!」
、、、この最後のセリフが一番のNGです。
質問を投げかけたときは、
相手に“選択”をゆだねるときなんです。
だから、
自分で決めてしまうのだったら、
“質問”をはじめから投げかけない方がいい、
ということですね。
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子どもに質問して、
子どもが自分で“選ぶ場面”をたくさんつくる
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これが『燃え尽き症候群』を防ぐ
シンプルな鉄則です。
このシンプルな鉄則を
お母さんが習慣にすると、
子どもは、自分の頭で
一生懸命に考える習慣ができてきます。
その習慣はやがて、
自分の人生は自分で決める
という、自立へとつながっていくんですね。
自立した子が、
『燃え尽き症候群』
になることはありません。
だって、
チャレンジしたいことが
心の奥からむくむくと湧き上がってくるんですから。