『長岡における、対話ワークショップの“低評価”と“高評価”、そしてこれから』

『長岡における、対話ワークショップの“低評価”と“高評価”、そしてこれから』
※ 写真は2年前の対話ワークショップのときのものです

子どもだけでなく親も通えるフリースクール
親子塾えすてぃむでは、5年前から
親御さん向けの「対話」に関する
ワークショップや勉強会に
力を入れてきました。

そもそも「対話」とは何でしょうか?

対話 ・・・ むかいあってはなすこと。(引用:学研小学国語辞典)
とあります。

対面して、話すこと。

シンプルですよね。

でも、じつはこの「対話」は
子どもたちよりも
ぼくたち親のほうが
慣れていません。

なぜなら、
小学~大学までの
学校教育の中で、
「対話」については
ほとんど学んでこなかったからです。

むしろ、
「授業」「講義」に
慣れすぎているがゆえに
対話への恐怖すら
促進してしまいました。

ぼく自身も
人前で講演をしたり、
じぶんで授業を組み立てたりすることは不得手です。

でも、
本当の「対話」を経験すると、
恐怖は安心感へと変わっていくんですね。

「対話」の本質は、
他の人と向き合うのもありますが、
「自分自身の心と向き合う」
ということがとても大きいです。

だからこそ、
自分自身と向き合ってもいいんだよ、
という「安心感」がある場で
「対話」をデザインしなくてはなりません。

「安心感」がないところに
本物の「対話」はないです。

長岡市の学校、
子育て支援施設、
こども園などで
ご縁をいただいて、
多いときでは毎年5回前後、
今年は1回でしたが、
「対話ワークショップ」を
させていただいています。

その中で、
ぼくもお父さんお母さんから
多くの評価をいただいてきました。

低評価と高評価を
いくつかご紹介したいと思います。

対話ワークショップのテーマは
「自己肯定感」
「夫婦間コミュニケーション」
「家庭内コミュニケーション」
などが多かったです。

【低評価】
・講師から教えてもらうんじゃなくて、自分が話すとは思ってなかった。
人前であまり話したくなかった。
・講座の名前と、内容が一致していないと思う。
・もっと具体的な「こどもへの声かけ」が聞けると思っていた。

【高評価】
・いままで他の人とでもだんなとでも「どんな家庭を築きたいか?」なんてテーマで話したことはなかった。心の中があたたかくなるのを感じた。
・長岡にきて1人で子育てをしてる気持ちになってたけど、他のママさんと話してすごく救われた。
・仕事で忙しくて、妻が考えている子育てと、ぼくが考えてる子育ての価値観を話すことなんてありませんでした。こういう対話の場をいただけたことに感謝です。

一部ですが、そのままの言葉を載せさせていただきました。

長岡市で開催する対話ワークショップは、
目新しさも手伝ってか
ほとんど毎回が満席となります。

でも、
ぼくのテーマの書き方が悪かったり、
対話への説明が不十分だったりして、
反省点も多々ありました。

対話ワークショップは、
事前に学校や施設のスタッフさん・先生と
綿密な打ち合わせをおこなって開催しています。

そして、毎回終わった後は
振り返りもいっしょにして、
次回への改善とさせていただいているんですね。

親子塾えすてぃむとしては、
これからも対話ワークショップを
あきらめることなく長岡市でおこなっていきます。

安心感のある場で、
テーマについてゆっくり対話をすること。

この感覚を育むことなしには
子どもたちの自己肯定感を育む教育は
実現しないと確信しているからです。

いまはコロナウイルス感染拡大の懸念もあるため、
大人数での対話ワークショップは控えていますが、
親子塾えすてぃむの教室で
これからも勉強会を定期的に開催していく予定です。

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