こどもがイキイキと夢に向かって歩み出す実例

はじめの一歩は、やはりお母さんからでした。

親子塾えすてぃむに通っている高校3年生のRちゃん。

3年以上通っていますが、最近は高校生活が充実ているようで、来る頻度は少しずつ減ってきたんですね。

先週、3ヶ月ぶりにRちゃんがセッションに来ました。

Rちゃんは、中学2,3年生のときは「不登校」を選んだんですね。

共感性が強く、先生からの怒鳴り声に、いつも心が締め付けられていたそうです。しだいに教室に入れなくなっていきました。

Rちゃんのお母さんは学校に行けないことをとても心配して、知人からの紹介でえすてぃむに来室しました。

はじめはお母さんとだけセッション(対話)が続きました。

「Rちゃん自身が大切にしていることを大切にしていってほしい」

何回かのセッションの後、お母さんがその決意を持ったとき、いろんなことが動きはじめました。

まずは、お母さんがえすてぃむで他の子の事例や、将来の進路でどのようなものがあるか知ったことによって、心に余裕が生まれたようです。

その「気持ちの余裕」が家庭でも反映されて、Rちゃんとの会話が増えました。

そして、「お母さんがそんなに楽しそうなら、私も一回行ってみようかな」とRちゃんがえすてぃむに体験に来ました。

Rちゃんは、えすてぃむに来て話をしているうちに、自分にとって「友達がとても大切であること」「今まで話せなかった自分の趣味(美容)を大切にしていいこと」を自分で認められるようになってきたんですね。

「お母さん、わたし、えすてぃむで中学校の勉強を1から教えてもらって、高校行きたい」

Rちゃんの中で小さな目標ができた瞬間です。

「そっか。高校に行って、何かしたいことができたの?」
とお母さん。

「今はまだ何となく『行きたい』なんだけど、なんか楽しそうだな、って」
とRちゃん(3年前)。

お母さんはその言葉を聞いて、泣いてしまったそうです。
家で無気力(に見えた)で寝てばかりいたRちゃんから「楽しそう」「やってみたい」が出てきたこと。
それが本当に嬉しかった、と。

3年経った今、Rちゃんは目を輝かせながら、次の目標に向けて行動しています。

「私、韓国に留学して、本格的な美容を学びたい。でも、その前に、ヘアメイクの基本をしっかり学ぶ」
Rちゃんは、美容とヘアメイクの専門学校に進学を希望していて、この春はオープンスクールに何回も行って、体験をしてきているそうです。昨年は実際にお母さんと韓国旅行にも行ってきたとのこと。

その大量行動に、驚かされました。

でも、えすてぃむに久しぶりに来たときには、いつも次のような言葉からはじまるんですよ^^

「白根さーん、数学全然わかんなくなった! また1から教えてくださーい!!」

みんなそれぞれのペースで歩んでいます。

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