「好きなこと」を前に進めると、「道」が見える

「先週は、グラタン作ってみたよ」

高校2年生の女の子Aさんから、
LINEで写真が送られてきました^^

Aさんが
親子塾えすてぃむに通いはじめたのは、
今から3年前の中2のころです。

学校の先生の対応が原因で、
公教育へは小学校高学年から
行けなくなりました。

長岡市の集団型のフリースクールにも
一時期通ってみて、雰囲気は良かったそうですが、
大勢の人がいるとやはり過度の緊張状態になるそうです。

最後にたどり着いたのが
親子塾えすてぃむだったようです。

親子塾えすてぃむで
Aさんとまずいっしょにやったのは、
「知育菓子作り」と「スターウォーズのテレビゲーム」です。

どちらもAさんが「好き」ということだったので、
個別セッションで時間を組んでいったんですね。

見ているとAさんは、
「知育菓子作り」も
「テレビゲーム」も
とても丁寧に作業をします。

しかも、丁寧に進めていくのが
とても楽しそうなんですよね。

セッションを進めていく中で、
ぼくはAさんといっしょに
「ゆるやかな次のステップ」を
作っていくことを大切にしました。

「知育菓子」の次は、
Aさんの好きな簡単な料理を。

テレビゲームに飽きたら、
次はえすてぃむにあるボードゲームを。

Aさんの中にある「好き」の
さらに伸ばしていくアプローチです。

Aさんは、料理も上手で
(「Youtubeで観てやれば誰でもできるよ!といつも言いますが)
えすてぃむで作った料理はいつもおいしいです。

だし巻き卵、
ひとくちピザ、
もんじゃ焼き、
パッシュドポテト、
色々作りました。

Aさんは、味つけも1g単位で正確に計っていて、
やっぱり丁寧なんですよね。

料理が好き、ということがわかると、
今度は「ものづくり」へと興味が広がっていきました。

えすてぃむに置いてあった
他の小学生の作りかけのペーパークラフトを見て、
「その子が飽きて作らないんだったら、私が作ってもいいよ」
と、作りはじめたんですよね。

海外製の説明書が難解なペーパークラフトでしたが、
Aさんは1ヶ月をかけて、見事完成させました。

「あ〜っ、めっちゃ難しかった!でも、達成感ある」

えすてぃむの玄関には、
細かい部品がたくさんの
素晴らしい帆船の
ペーパークラフトが飾られることになりました。

後日談ですが、
そのペーパークラフトは、
はじめにそのペーパークラフトを作っていた
小学生の男の子の手に渡りました。

Aさん曰く
「家に大切に飾ってくれるんだったら、持っていっていいよ〜」
とのことで^^

そこからAさんの「ものづくり」への情熱は
さらに加速していきました。

戦艦のプラモデルを作ってみたり、
家で家具を作ってみたり、
デジタルではゲームプログラミングに挑戦したりもしました。

今、高校2年生のAさんは、
自分の中のいろんな「好き」を
とにかくやってみて、
手探りで自分の進みたい「道」を探しているところです。

「やりたい」と思ったら、
まずはやってみよう。

たくさん失敗をしよう。

でもそれは失敗じゃなくて、経験だから。

少し遅い夏休み中のAさんの9月のテーマは、
「料理」だそうです^^

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