「やりたいことが見つからない」ときに、大切な“問い”とは?

親御さん・お子さん関係なく、「やりたいことが見つからない」と感じたときに、立ち止まって、ゆっくり考えてみてほしい”問い”があります。

それは、
「今までの人生で、いちばん長く続けてこれたことはなに?」
です。

付け加えると、この“問い”における「長く続けてこれたこと」は、「誰かの言葉でやらされたこと」ではなく、「自分で選んでやってきたこと」である必要があります。

お子さんとの個別セッションでも、こんな対話はよくするんですね。

白根:「⚪︎⚪︎くんは、switchでゲームをするのが好きなんだってね!どんなゲームをする?」

お子さん:
「マリオカートとか、にゃんこ大戦争とか、マイクラとか、かなぁ」

※マイクラ・・・「マインクラフト」素材を集めて、建物や武器を作ったり、冒険できるゲーム。世界で最も売れているソフト。

白根:「その中で、いちばんプレイ時間が多いのってどのゲーム?」

お子さん:「マイクラ!もう800時間いってる!」

白根:「すごいねぇ!800時間!!ぼくもマイクラやってたけど、ようやく120時間だよ。どのモードやる?クリエイティブ?サバイバル?」

※「クリエイティブ」・・・敵が出てこなくて、素材も無制限に使える「自分で建物を創る」ためのモードのこと。
※「サバイバル」・・・敵がたくさん出てくるモード。建築や冒険の時にも敵が襲ってくるので、緊張感がある。

お子さん:「友達といっしょにサバイバルやったり、クリエもたまにやるよ。」

白根:「⚪︎⚪︎くんは、どんなふうに遊ぶのがいちばん好き?ぼくはサバイバルで自分の拠点を作って、そこから冒険していくのが好きなんだよね」

お子さん:「それも楽しいよね!ぼくは、友達と一緒にでかい建物を作って、その後にバトルすることかな〜!」

白根:「そうなんだ!友達と一緒にできるのがすごく楽しそう!」

こういう対話は、お子さんにとってとても楽しいらしく、目を輝かせます。もちろん、ぼくも楽しいです。

そして、この対話の内容をそっくりそのままお母さんに話すと、いつも驚かれます。

「白根さん、なんでそんなにゲームのことで対話できるんですか!わたし、全然わかんないから、対話にならないんですけど」
と。

ぼくも、ゲームのことはこどもたちに比べたら全然わかっていませんよ。
こどもたちと一緒にプレイしても一番下手ですし ^^;

でも、興味があるから、一度はかじってみる。
短い時間の中でも、自分なりの面白さを見つける。
そんなプレイスタイルがぼくは好きです。

話を戻しますが、この対話の中で重要なポイントは、
「自分で選んで、長く続けられたことはなに?」
という在り方からスタートしていることです。

この“問い”は、本当に重要です。

「自分で選んで長く続けてきたことは、ゆくゆく何かにつながっていくことが多い」からです。

だからこそ、親子塾えすてぃむでは、この“問い”をじっくり考えることを推奨しているんですね。

お子さんではなく、とくに親御さんに対して、です。

ぜひ一度、数十年の人生を振り返って、問い返してみてください。

「今までの人生で、自分で選んだことで、いちばん長く続けてこれたことはなに?」

そして、出てきた答えが、今の自分の何につながっているかを考えるのもまた面白いかもしれません。

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