立ち寄り茶屋のような親子塾えすてぃむ
「また白根さんと勉強したいんで、急なんですけど来週予約してもいいですか?」
テスト前(もしくは何か具体的な目標ができた時)になると、中学生、高校生から、このようなLINEがきます。
11月もそんな時期でしたね。
親子塾えすてぃむは、単発でもセッションを受講することができるようにしているんですね。
(もちろん継続のかたが優先です)
これは、利用される方にとって、とても使いやすい仕組みだと思いますし、親御さんやこどもたちにも好評です。
(事業経営としてはなかなかたいへんな部分もあるのですが)
ぼくはえすてぃむをはじめるときに、「学習塾」や「予備校」、こどもにとってよくないイメージでの「学校」にはしたくありませんでした。
一番しっくりきている言葉は「自由学校」です。
今は形式上(見つけてもらいやすくするため)、「フリースクール(=自由学校)」と銘打ってありますが、公教育の代わりとしてのフリースクールになるつもりもないです。
自分で話したいと思ったときに話したいことを話せる(対話)、自分が選んだことを学んでいいんだという実感が持てる(学びへの好奇心)。
そのような場所にしたいと思って10年間頑固に運営してきました。
こども塾生の多くから「毎日、えすてぃむで勉強できたらいいのに」という言葉をもらっていることから、少し(スタートから4,5歩くらい)は理想に近づけたかな、と思っています。
じゃあ、えすてぃむをこどもたちがいつでも通える場にしていきたいのか?というと、それもなんだか違う気がしているんですね。
えすてぃむは、親御さんにとっても、そのお子さんにとっても、「立ち寄り茶屋」のような場所でありたいんです。
「社会に出るための準備の場としての存在」です。
えすてぃむを卒塾していった子たちが、親御さんがビックリするくらいに「自立」していっているのを見ると、一定の成果があげられているように思います。(あくまでも個人的評価+親御さん塾生からの評価です)
えすてぃむは「立ち寄り茶屋」だから、心が来たいと思ったときに、立ち寄っていただければいいです。
そして、もう必要ないな、と思ったときには、スッと旅立っていただいてかまいません。
立ち寄ったときには、おいしいコーヒー(こどもにはココアが人気です)を飲みながら、あれこれ話したり、いっしょに学んだりしましょう。