異年齢クラスの可能性と、教え合いの気持ち
そこでは、ボードゲームやカードゲームを“学びのツール”として使います。
大人でも唸る「思考力」をつかうゲームがほとんどです。
そして、なによりも可能性を感じるのが、
「教え合いの雰囲気」がつくりやすい点なんですね。
年齢関係なく、知識やノウハウをもった子が
まだそれらを持っていない子に自然と教えていきます。
「このカードと、このカードを組み合わせて使うと、さらに強くなるよ」
「へぇ〜、そっかぁ!よくそんなの思いつくね!」
「You tubeで勉強してるんだよ(^^) ◯◯ってチャンネルを観るといいよ?」
「ありがとう!ぼくも勉強してみる!」
夏休みのフリースタディクラスでは、これが宿題や教科内容に変わるシーンもあります。
ぼくが異年齢クラスにこだわるのは、
さらにメリットがあるからです。
それは、
「教える人がいちばん学べる」
ということです。
ぼくは、コーチングだけでなく、ティーチングももちろんします。
中・高校生からは数学の応用問題の質問もわんさかきます。
でも、その質問を相手にわかりやすく教える過程で、ものすごく学びが多いことを実感しているんですね。
「教えるということは、より深い理解が必要」
そのことを子ども塾生と過ごす時間から学びました。
子ども同士との関係にもまったく同じことが言えます。
下の学年の子に教えることによって、上の学年の子が深く学ぶことができる。
教えられた側はお兄さんお姉さんから習えて嬉しいし、教える側も「できた!」喜びを共有できて嬉しい。
Win – Win のわかりやすい例ですよね。
「異年齢クラス」「教え合いの気持ち」は、これから日本の教育の中で、ますます重要となってきます。
コツコツと場づくりをしていこうと思います。