あえて1つにしぼることで、成果と自信をつくりだす

ぼくは、
多くの仕事を
同時に進行することができないという点で
かなり「不器用」です。

起業して親子塾を立ち上げたときには、
趣味や運動に割く時間はほぼゼロでしたし ^^;

親子塾の子どもたちと過ごしている中で、
ぼくと似たような「不器用さ」をもつ子もいます。

「部活」「教科の勉強」「趣味」などを
一度にそつなくこなすのが得意ではない、
という意味です。

じゃあ、その子たちに
「才能」がないかというと、
そんなことはありません。

むしろまったく逆で、
「1つのことで突き抜ける」
という才能を持っていることが非常に多い。

その才能を
その子自身が気づいたとき、
すごいことが起こります。

1年前に実際にあったことですが、
学校の勉強で
「学年テスト(国語・算数)」
だけはなんとか
自分で成果をつくってみたい、
と決めた子がいたんですね。

その子は
学校のドリル3回の
反復練習は「やらない」と決めました。

学年テストの範囲で
わからないところがあったので、
それを1つずつ丁寧に解決したい、
という希望があったからです。

コツコツ、コツコツ、
できないところを
できるようにしていきました。

ドリルは1回だけやって
提出していたので、
学校の先生にはもしかしたら
注意をうけたかもしれません。

でも、そんなのは、
「その子本人が決めたこと」
に比べたら些細なこと。

だって、
“自分でやる”って決めてるから。

決意が違います。

その結果、どうなったか。

学年テストでは、
国語・算数でどちらも100点をとり、
それはクラスで2、3人だけだったそうです。

先生や
クラスメートには、
かなりビックリされたそうなんですね。

その子は、
周りからの評価よりも、
自分で決めたことが達成できて
本当に本当に嬉しかったようです。

なぜなら、
前の学年のときは、
宿題とテストの勉強を
「器用」にはできなくて、
70点以上をとったことがなかったからです。

あえて1つにしぼることで、
成果と自信をつくりだす。

そして、
自分で決めたことを自分で達成したとき、
本物の自信が生まれる。

今ではその子は
大好きなテニスでも
コツコツ進めるという
その才能を発揮しはじめています。

成果と自信がほしいけど、
うまくいかない。

そう思ったときには、
達成したいことを
あえて「たった1つだけ」にしぼるのは
大切なことなのかもしれませんね。

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