リズミカルなテンポが、学びへの意欲を自然と育む

ぼくは
「勉強へのやる気を出させる」
というセリフが嫌いです。

学習塾や家庭教師の
キャッチコピーによくなっていますよね。

ここでいう勉強とは
「成績のため」
「志望校のため」
の“やる気”。

本当の学びって
そういうものじゃない。

本当の学びって、
「これが知りたい」
「ごれができるようになりたい」
という純粋な好奇心から
生まれるものだと思っているからです。

親子塾えすてぃむは
「学習塾」ではないので、
成績には基本的には
フォーカスしません。

ただ、
子どもたちから
「白根さん、これをできるようにしたい!」
という希望を感じたときは別です。

できるようになりたい教科内容を
わかりやすく教えるのは
専門分野だったので、
「リズミカルなテンポ」で
学習をいっしょに組み立てるんですね。

土曜日の夜に来ている
中学生のKくんは、
カードゲーム(←これ一番)も
勉強も
部活も
一段階上のステージにいきたい
という目標を持って
親子塾に来ています。

リズミカルなテンポ。

「白根さん、今日は理科の化学反応式で
わかんないとこ教えてください!」

化学反応式が
できるようになりたいという目標があったら、
まずはそれを細切れにします。

化学反応式が
自分でつくれるようになるまでは、
1.元素記号を覚える
2.元素のモデル図でイメージ化する
3.反応式を組み立てる
というステップがあるんですね。

このステップがわかっていないと、
「化学反応式を丸暗記する」
というもっとも意欲が下がるやり方になります。

(ちなみに学校では、
「化学反応式」は多くの子が一気に
理科が苦手になるところです)

Kくんとは、
このステップを
まずはいっしょに見ました。

白根:
「Kくん、化学反応式ができるようになるには、
このステップが必要なんだけど、
やってみる?」

Kくん
「やる!最初の元素、覚えらるかな、、、」

白根:
「前に親子塾に来てた子が
元素カードつくってたんだけど、
ためしにやってみる?」

Kくん:
「やる!」

フラッシュカードをいう仕組みで、
「覚える」もテンポよく進めていきます。

次、次、次、、、
はい!はい!はい!

と、どんどんカードをめくっていくのは
さながらスポーツのよう。

Kくん:
「やばい、脳が活性化してく!」

白根:
「スピードは緩めないよ〜!もう1セット!」

結局、
苦手といっていた元素を覚えるところも
30分でパーフェクト。

白根:
「Kくん、すげぇじゃん。
ステップ1の覚えるところさえクリアすると、
ステップ2、3は余裕だよ」

Kくん:
「できると、やる気あがるわぁ、、、」

親子塾えすてぃむでは、
こんなふうに
「リズミカルなテンポ」
の枠組み(フレームワーク)
をつくる練習はいっしょにします。

やる気を出させる必要なんてない。

いっしょに体を動かしてると、
やる気は自然と内側から出てくる。

Kくんを見ていて
そう感じました。

※ 写真は、理科の後と「県名覚え」のときの様子です

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