親御さんとの個別セッション(対話)が大切な理由
えすてぃむに通うお母さんと
『間』についての対話になったことがあります。
(中学生の娘さんも通っています)
お母さん:
「娘は、えすてぃむの空間がとてもリラックスできるようです」
白根:
「娘さんがリラックスできているようでよかったです(^^)」
お母さん:
「ただ、ときどき、何を話していいかわからなくて、
『間がもたないかも』と言っていました」
白根:
「『間がもたない』ですか」
お母さん:
「娘は不登校ですけど、たまに中学校に行くと、
いつも先生は、何かしら質問したり、話してくれるそうです。
まあ、娘はそれが疲れてしまうようですが ^^;
白根先生は、そんなにしゃべらないですよね」
白根:
「そう思われてたんですね(^^)」
お母さん:
「だから、要望ってわけではないですけど、
セッションの中で、もし娘が興味がありそうな話題があれば、たくさんしていただければ、と思います。
えすてぃむに来ることは好きなようなので」
白根:
「娘さんは、そういう『間』というか
”沈黙”があるのはイヤそうですか?」
お母さん:
「イヤではないと思います。
でも、まだえすてぃむに来て2回だし、慣れてないせいか
『何か話さなきゃ』と思っているのかもしれません」
白根:
「そうなんですね。
えすてぃむのセッションの中では、『ぼくが聞きたいことを聴く』んじゃなくて、娘さんが『話したいことを話す』時間を大切にしたいと思っています。
でも、娘さんはおしゃべりをもっと楽しみたいようなので、工夫してみますね」
えすてぃむで親御さんとの対話の中で、
このようにお子さんへのアプローチは
柔軟に変えていっているんですね。
ぼく1人でお子さんを観るのではなく、
親御さんといっしょに観る。
1人の視点では気づけなかったことが、
親御さんとの対話で気づくことができる。
親御さんとのセッションは、
お子さんへのアプローチにおいて、
とてもとても大きな意味を持ちます。