好きなことを仕事にする、ということについて
10年ほど前、当時高校生(今は社会人です)だった塾生の子から、
「白根さんみたいに、『好きなことを仕事にする』ってどうしたらいいの?」
と訊かれたことがあります。
そのときには、ぼくは「う〜ん」と考え込んでしまったんですね。
親子塾えすてぃむは、親御さんが「自己肯定感を育むコミュニケーションを学べる塾」としてスタートしました。
そのような塾は、全国を探してもそうそうないので、認知されるのがとても難しかったんですね。
したがって、当時のぼくの中には「好きなことを仕事にした」という気持ちよりも、「教育の中に絶対に必要だ」という使命感のほうが強かったんです。
たくさんのセミナーを開催したり、座談会をしたりと、ぼくは相当に肩に力が入っていたと思います。
でも、入塾した子が見ていた姿は、肩に力が入っていたぼくではなく、こどもたちと楽しそうに勉強したり、遊んだりしていた姿だったようです。
今、ぼくの中には『好きなことを仕事にすること』に関して、「はじめの一歩」として納得解があります。
それは、「自分が好きなこと・大切にしていることに、まずは気づくこと」そして、「言語化してみること」です。
自分の「好きなこと・大切にしていること」って、毎日を懸命に生きていると、埋もれていってしまうことが多々あるんですね。
それは、「忙しさ」かもしれないし、ぼくのようにともすると「使命感」の場合もあるかもしれません。
(「使命感」は良い側面もあれば、「自分の正しさ」を見ようと視野が狭くなってしまうという悪い側面もあります)
自分の「好きなこと」を、自覚すること。
これは聞こえは簡単ですが、意外と難しい。
だからこそ、家庭を主として「安心して話せる対話の場」の重要性がわかると思います。
「好きなことを自覚すること」
信頼して話せる相手がいないときには、真っ白な紙に「書き出す」だけでも大きな一歩です。
「好きなことを仕事にしたい」
そう感じたときこそ、「対話(自己対話も含む)」のチャンスですよね。
