数学が嫌いなときには、『ナゾ解き』から入るとよいかもしれません
「数学」と「ナゾ解き」は、考えるプロセスがとてもよく似ているんですね。
「数学」は「数」を使って、1つの「答え」を導き出します。
「ナゾ解き」は「ヒント」を使って、1つの「答え」を導き出します。
「ナゾ解き」って、出題されると、ワクワクしながら「どうやったら解けるんだろう?」ってなりますよね?
ところが「数学」になると、「え〜っ、なんかむずかしそう・・・」となることが多い。
これってなんでなんだろう?と、ぼくも考えました。
20年ほど前に、『算数パズル』が、ぼくの中でブームになったことがあるんですね。
「ナンバープレイス(数独)」や「ナンバーリンク」などの有名なものから、「マッチ棒パズル」なんかにもハマりました。
それらは、条件(ルール)はとてもシンプルなんですけど、難しい問題は本当に何時間かけでもなかなか正解までいけません。
でも、正解を出したいから、ついついやってしまう、という。
そして、解けたときにはなんともいえぬ「達成感」と「感動」があったんです。
その感動を学習塾でもこどもたちに共有しようと思い、面白かったパズルについては紙に書き写したりして、いっしょに解いたんですね。
すると、こどもたちもぼくと同じような反応をする子がとても多かったんです。
そして、あるとき、中学の入試問題にも、パズルと同じような問題があることに気づきました。
これってもしかすると、「数学」と「ナゾ解きのようなパズル」って、似ているのかもしれない。
そう思いました。
それからというもの、こどもたちからの人気も高かったので、「算数パズル」で10分ほど遊んでから、数学の勉強に入る、ということをするようになりました。
中には「算数パズル」に熱中しすぎて、なかなか数学に戻ってこれない、ということもありましたね。
「算数パズル」をやってから、数学の勉強をしてた子に、それから何が起こったか。
定期テストで大きく点数が伸びる子もいれば、点数がそれほど変わらない子もいました。
でも、どの子も今まで敬遠していた「応用問題(文章問題)」もやってみた、となった子がとても多かったんですね。
つまり、「考えようとする意欲」が育った、ということです。
きっかけは、やはり「算数パズル」で遊んだ時間だと思っています。
「数学は嫌いだけど、ナゾ解きは好き」
そういう子は、数学を楽しめる種がきっとあります。
