【親子塾えすてぃむの基本習得のための学び方】
『できるところとできないところの区別をつけること。
できないことを見つけるのは“良いこと”だと知ること』
【親子塾えすてぃむの基本習得のための学び方】
5月も中旬に入って、
中学生の塾生からは、
教科学習に関する相談が増えてきました。
4月のときの子ども塾生たちは、
新しい環境への不安や希望をいっぱい話して、
そこから自分の考えや目標を
整理していた時期でしたね。
親子塾えすてぃむはフリースクールなので、
塾生から希望があったときには
教科の学習ももちろんいっしょにしています。
そのときに大切にしているのは、
「基本が習得できているか」
を丁寧に観ることです。
たとえば、
えすてぃむには、
週に2、3回だけ学校に行って、
日中は主に家で
リモート学習をしている子がいるんですね。
その子は、
学校自体がきらいなわけでありません。
でも、体が反応して、
(お腹がいたくなったり)
教室に入れない日が続きました。
中学2年生のときは、
ほとんど学校に行けなかったそうです。
お医者さんとも相談しながら、
いまは、リハビリ、というか、
自分の体と相談して、
いける日には学校にいく、
というふうにしています。
えすてぃむに通うようになってから、
「学校にいくいかない」の選択を
じぶんでできるようになってきたそうです。
その子から、
勉強の相談を受けたんですよね。
(以下、白根・・・白 、 Rちゃん(中3)・・・R)
R:「しろねさん、わたし、次のテストを受けてみたいんですけど」
白:「そうなんだね。定期テスト?」
R:「はい、うちの中学だと『単元テスト』です。
わたし、中2の勉強、あんまりわかんなから、
大丈夫かな・・・って思って」
白:「どの教科をがんばりたいかは決まってる?」
R:「ホントは全教科・・・なんですけど、
とくに、数学と英語かな」
白:「そっか、わかった!
じゃあさ、まず数学でRちゃんがいまの時点で、
どこまでができて、どこからができないかを
見させてもらってもいい?」
R:「はい。でも、自信ないな・・・」
白:「ぼくがいまから5問、問題つくるから、
それやってみて。
できないところはとばしてOKだからさ」
※ その問題が画像のプリントです^^
さきほど、「基本の習得」と書きましたが、
「基本の習得」とは、
親子塾えすてぃむでは、
「自分の力で書けるかどうか」
を観るようにしています。
そして、書けたところはしっかり認める。
「この問題は解き方ができているね。数字も読みやすい!」
書けなかったところは、励ます。
「いまできないところが見つかって、ラッキーだね!
これを今日はいっしょにできるようにしよう」
どの教科でも言えることですが、
1.できるところとできないところの区別をつける。
2.できているところをまずはしっかり観る
3.できないところをいっしょにできるようにする
このプロセスが
「基本習得」のために
とても大切だと思っています。
ちなみに、Rちゃんは
つくったプリントをやった
40分後には単元テストの範囲の
基本計算の半分は自分でできるようになりました。
0%→50%へ
この「できるようになった」プロセスこそが大事なんです。
50%しかできない、
という「減点評価」ではなく、
50%にまでレベルアップした!
という「加点評価」に
どんどん変えていきたいと思います。
このプロセスができるようになるから、
えすてぃむに通う子たちは、
帰るときに親御さんがビックリするくらいの
「輝いた顔」になるんですよね。
そして、元気になって、
いつかはえすてぃむが
必要がなくなる日が来ます。
ぼくとしてはさみしくはありますが、
親御さんもお子さんも「輝いた顔」で
卒塾してもらえるのは
とてもとても嬉しいです^^
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今年度の親子塾えすてぃむの
現在の予約状況ですが、
土曜日は埋まってきていますが、
平日の夜はまだご予約いただけます。
「基本習得」の学習相談も
単発のご相談(個別セッション)でいらっしゃるかたもいます。
お役に立てることがございましたら、
お声がけください^^
お手数をおかけしますが、
親子塾えすてぃむの個別セッションは
「完全予約制・マンツーマン」となります。
http://kotoba-magic.com/nyujyuku/
【単発可】
よろしくお願いいたします。