教科の勉強が“何に使えるのか?”を考えることを大切にしています

今年度は、
親子塾えすてぃむでは、
4名の中学3年生がいました。

その子たちとは、
いつもは学校のことを話したり、
将来のことについて対話したり、
という時間が多いです。

でも、受験が近づくと、
やはり教科学習も
たくさんやったんですよね。

そんな中、
ある子からはこんな話が出たことがあります。

「白根さん、英語って何のために勉強するの?
 わたし、日本を出るつもりがないから、
 英語やる意味がわからないんだよね」

とても素敵な問いですよね。

ぼくなんて中学生のころは、
英語をやる意味なんて考えすらしませんでした ^^;

ただ、幸運にも英語の先生が好きだったので、
授業自体は楽しいイメージは残っています。
(テストはいつも60点くらいでしたが、、、)

「とりあえず、英語は将来に使う可能性が高いからやろう」

「受験では、絶対に使うよ」

はい。
こんな言葉では、
こどもはまったく納得しません。

「英語って何のために勉強するの?」

この問いを
まずはぼくたち親が
真剣に向き合う必要がありますよね。

いま、「英語」を“使って”いますか?

多くの人は“使っていない”と答えるはずです。

では、「将来のため」に必要と
本当に答えていいのか?

それじゃあ、でも「受験」には必要だよね?

高校にいきたい、大学にいきたい、
と、こども自身が思ったら、
必要だと感じるかもしれませんね。

本当に大切なのは、
前提をもって決めつけるのではなく、
フラットな目線でこどもと対話できるかどうかだと
ぼくは感じています。

いるかいらないか。

そんなの、「正しい答え」なんて
ぼくたちには出せません。

というか、「正しい答え」を出そうとするのは
こどもたちにとって弊害になります。

こどもたちから
「なんのために英語(勉強)するの?」
が出てきたときは、
対話のチャンスなんですよね。

ちなみに、
ぼくが心から
「英語って楽しいな。もっと勉強したいなぁ」
って思ったのは、
社会人になってからです。

東京の寿司屋で正社員として働いていたときに、
よく海外のお客様が来ていたんですよね。

お客様は日本語が話せず、英語が話せます。
ぼくは日本語は話せますが、
“かたことの英語”しか話せません。

共通するのは「英語」でした。
はじめは、注文とかとるときも
英語がまったく聞き取れないし、
ヒヤヒヤしながらお客様のところに
いってたんですよね ^^;

でも、他のアルバイトの大学生も
英語はまったくできずにオロオロでしたし、
ぼくは「正社員」という手前、
逃げるわけにもいきません。

「英語を使う」

そう決めた瞬間がありました。

それからは、
家に帰ってから、
テレビ英会話を勉強したり、
本屋で『英語の基本フレーズ』
のような本を買ったりして、
「とにかく寿司の注文だけは英語でもできるようにしよう」
と必死になったんですよね。

ただ、「寿司の注文」だけに絞り込めば、
じつは3日も練習すればできるようになります。

メモ帳に、魚の名前の英語(まぐろ:tunaトゥナ)とか
書いたりして^^

そのときはたいへんでしたけど、
同時に「仕事で英語が使える楽しさ」を感じた
貴重な時間でもありました。

それからも寿司屋で
英語を使うお客様が来るたびに
ぼくが対応しました。

もちろんすべてがうまくいったわけではありません。

でも、あるとき、お客様から
「Your English is very good ! Thanks!」
と、嬉しそうに返してもらったんですよね。

そのときの嬉しさと感動は
今でも深くぼくの心に残っています。

「何のために勉強するか?」
に対するぼくなりの納得解(「正しい答え」ではありません)は、
「使うため」です。

だから、
こどもたちとも
その問いが出てきたときには、
「◯◯ちゃんは、勉強、何に使えると思う?」
(英語だと、How can I use this? )
という対話に進むことが多いです。

(この場合には、
 ぼくの価値観が入ってしまうので、
 他の人や友達とも同じテーマで対話してほしいですが^^)

こんな感じで、
親子塾えすてぃむで教科学習をするときには、
「基本」を丁寧にやっていきます。

「基本」とは、
「じぶんの力で“使える”こと」
社会に出てからどう使えるか?を
イメージする練習と言ってもいいかもしれません。

まわり道、寄り道になるかもしれませんが、
受験のテクニックよりも
この「基本」を親子塾えすてぃむでは
とても大切にしています。

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