『がんばれ!』では、子どもはがんばれない

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ぼくは、
2015年3月に独立しました。

いまはお母さん向けの
コミュニケーション講座を
新潟県長岡市で行っています。

独立するまでは、
個別指導の学習塾で
教室長をしていたんですね。

そこでは、年間50回を超える
保護者面談をしてきました。

だいたい1回1時間くらいの
時間です。

その面談で、
よくお母さんがおっしゃっていたのが

「家で勉強の“やる気”を上げるには
 どうしたらいいんですか?」

というものでした。

つまり、お母さんは
がんばっているわが子の姿を
家で見たい
、ということですよね。

ぼくもよく母から言われました。

「だらだらしてないで、
 もっと勉強がんばったらどう?」

と。

「もっとがんばれ!」

「努力しないといけないんだよ」

言っているお母さんとしては、
よかれと思っているんですよね ^^;

ところが、この
「もっとがんばれ!」
を使うときには、
注意が必要です。

こどもに“共感”すると、
こんな状況がわかってきます。

(今日も、午前9時から午後3時まで
 授業つかれたなぁ、、、
 途中、体育もあったし。
 部活も夏は暑い体育館の中、
 汗だくだよ。でも、大会が近いし、
 もっとがんばろう!
 家に帰ったら、ちょっと休んで、
 自主練しよっかな、、、)

こどもはこどもで、
毎日自分なりに
一生懸命に過ごしているのがわかります。

そして、
疲れて帰ってきて、
家ではホッしたい、、、

休日も、
できれば宿題漬けじゃなくて、
友達と思い切り遊びたいな、、、

と“共感”することができます。

とは言っても、
お母さんとしては
学校のテストや
成績のことが気になる、、、

面談でお話をうかがっていると、
そんなお母さんの痛みもわかるんですね。

では、

「もっとがんばれ!」

に代わる、
“やる気”の高め方は
ないのでしょうか?

、、、あります。

テストの点数が悪かったり、
成績が悪くて嬉しい子なんて
ひとりもいないんですね。

どの子も、
みんな心の奥底では、
がんばりたい、認められたい、

と思っています。

でも、
授業の内容についていけなかったり、
勉強への“深いあきらめ”で
がんばろうと思っても、
がんばれない子もいます。

では、
「もっとがんばれ!」
ではなく、
どんなアプローチがいいのか。

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「がんばれ」ではなく「いつもがんばってるね」

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キーワードは、これです。

「もっとがんばれ!」

ではなく、

(あなたががんばっているのは、
 知っているよ、、、)

「何か、お母さんに協力できることはある?」

と聴いてみたり、

「いまはあなたは何にいちばん力を入れているの?」

と聴くことによって、

こどもは、エネルギーが充填されます。

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「もっとがんばれ!」ではなく「いつもがんばってるね」

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これが、こどものやる気を
高める真のアプローチです。

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