「学びへの好奇心」と「教科学習」は相互通行

お母さんたちから、

「白根さんの娘さんは、
宿題とか“やらなきゃいけないこと”とか
どう向き合っているんですか?」

と、よく訊かれるんですね。

ぼくの娘は
いま小学2年生です。

学校からは
「宿題」と「自主学習」をやってね、
と言われているようです。(学年 × 10分)

娘:「おとうちゃん、自主学習って
 どんなことすればいいの?」

父:「何やってもいいのかな?」

娘:「おうちの人といっしょに選んでね、
 って先生言ってた」

父:「そっか。じゃあ、あれは!
 ゆみの好きな読書!
 いつもおかあちゃんに
 しかられるくらい読んでるじゃん。
 趣味と学習が合わさって、
 ベリ〜ナ〜イス!」

娘:「う〜ん、、、それはちょっと。
  ◯◯ちゃんは、
 『すみっこぐらしのドリル』(←人気みたいです)
 とかやってるんだよねぇ、、、
 かわいいんだよねぇ」

父:「ゆみは『すみっこぐらしドリル』がしたいんだ?」

娘:「うん。読書はふつうじゃん」

父:「(さらっとおとうちゃんのアイデアはながすのね、、、
 ふつう、とは? ^^;)
 そっか。他のアイデアは?」

娘:「すみっこぐらし好きだから、
 そのドリルはやってみたい。
 あ、あと、おとうちゃんの部屋にあった、あれは?
 たんていドリル?」

父:「ああ、ゆみがおとうちゃんの部屋を家捜ししたときのね。
  おとうちゃんの本をあさらないでね」
(ぼくはけっこう教材からアイデアを集めるのが好きで、
 本屋で面白そうなものを見ると、
 買ってネタ集めする特性があります)

ぼくは夕方仕事で
家にいないときが多いですが、
たまにいるときには、
宿題ヤダなぁ、という娘に
「じゃあ、おとうちゃんと公園でサッカーしようぜ!」
と誘うと、
「宿題があるから!
おとうちゃんとゆーせー(息子)だけで行ってきて!」
と叱られ、
しょんぼりしていると
息子が「じゃあ、ゆーちゃーとやろうよ!」
と、なぐさめてくれるという、、、

うちの日常です。

ぼくは娘の宿題や“やらなきゃいけないこと”に関しては、
相談には乗りますが、
「こういうふうにやりなさい」
という声かけは一切しません。

小学生に宿題はないほうがいいと
思っているくらいなので、
(宿題なんてやってないで、外でいっしょに遊ぼうぜ)
という「あり方」が出てしまうことがあって、
反省することもしばしばあります。

宿題に関して
「やるやらない」は
娘自身が決めたこと。

それなのに
ぼくの意図が入るのは違うよな、
と思っているからです。

でも、
やはり「学びへの好奇心」を
育むことに関しては、
ぼくもこだわりがありますね〜

親子塾えすてぃむでは、
アナログのボードゲームや
パズルを子どもたちといっしょに楽しみます。

ボードゲームをやってるなかで
「5コインに8コインたすと、、、いくつだっけ!え〜と!」
と一生懸命考えはじめる子。

このときの没頭している表情を見るのが好きです^^

ボードゲームや対話から
国語・算数・社会などへの興味につながることも
ひんぱんに起こります。

はじまりは「教科学習」ではなく、
「学びへの好奇心」。

ただ、
「教科学習」が
まったく必要ないとは
一言も言っていません。

国語や算数など
積み上げが必要な
「教科学習」も大切。

「学びへの好奇心」と
「教科学習」は
行ったり来たりするから
楽しいんです。

子どもたちの内側から出てくる
「なんで? どうして? どうやって?」こそが
「学びへの好奇心」。

それを
大切に大切に育む場を
つくっていきたいと思います。

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※ 二枚目の写真の教材は、
 市販のものでオススメです。
 『算数と国語を同時に伸ばすパズル』宮本哲也
 『イージーキューブ ピンク』

オススメではありますが、
お子さんの特性を見たり、
「自分で選ぶ」ほうがもちろん価値があります。

他にもオススメの教材はたくさんあるので、
悩んだときはご相談ください^^

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